での発表を終えた。通常は半年に1回の発表なのだが、元々去年の10月に発表するはずだったものを1月に延期してもらい、その後のスケジュールは変わっていないので、今回は間隔が短くなった。

注)Yale Nucleus Clubとは、イェール内で細胞核について研究している4つのラボが合同で行っている隔週セミナー。学生またはポスドクが、最新の未発表のデータを紹介する。

2回目なので前回よりも楽か、、と思っていたが、前回割と上手くいってしまったので、今回はそれを超えたいと思うと、無意味に緊張した。

通常は2人が発表、1人が質疑応答含めて30分ちょいなのだが、今回はなぜか僕の他のもう一人の人が発表しないことになったということで、リーダーの他のラボのボスから「1時間をたっぷり使っていいよ」と言われてしまった。


ということで、25分くらいしゃべって、30分くらいたっぷり質疑応答をした。

質疑応答では、一つの質問に対して、相手の求めていること以上に、「これはもう空想に近いけど」と言いながら、過去の論文を引用しながら自分の仮説を延々としゃべった。

それが聴衆にとって良いことだったのかのかと言われると自信がないが(注)、少なくとも自分にとっては、普段ぼんやりと考えていることを言語化して並べてみる良い機会になったと言える。

注)少なくとも、ボスにとっては良いことだったらしい。「私が知らない論文のことをいろいろしゃべってくれて勉強になった」という趣旨の感謝を後からされた。
なお、それはボスが不勉強ということでも、自分がすごいということでもない。実際に実験をしている学生やポスドクが、ボスよりもその研究に関する論文を知っているのは当然のことである


学生の頃からそうだが、空想力だけは負けないと思う。この空想力が枯れてきたら、研究者として自分が周りに勝てるものはない。終わりである。


この空想のうちの、一つでも実験で証明できるのであれば、それは素晴らしいことだと思う。もしそうなれば、学生の頃出したレベル以上の雑誌を狙ってもいいと思う。それこそ、Developmental Cellとか、Molecular Cellといった姉妹誌レベルを。もちろん、そんなに世の中が甘いとは思っていないが、、

7月くらいまでが勝負だろう。


ボスは最近、「夏くらいに(論文の)ストーリーを考え始めてもいいかもね」ということを口にし出した。どうなるか。もちろん、そんなに世の中が(以下略


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